結果ネタバレ。
1位 Cal Crutchlow
2位 Johann Zarco
3位 Alex Rins

混乱、混乱、混乱。

Moto2後の雨。WET宣言。しかし乾きゆく路面。
すでにスリックを装着していたPPのMiller以外
全員がマシン交換へ。スタートディレイ。
混乱のピットスタート回避のため
Miller以外はグリッド後方に並ぶことに。

ただでさえ混乱するクイックリスタートなのに、
スタート直前にMarquezがエンジンをストールさせてしまう。
何とか自力で押しがけし、逆走してグリッドに戻る。
その5秒後にレーススタート。

1周目はかろうじてグリッドの優位差を守ったMillerだったが、
2周目にはMarquezに抜かれて2番手後退。

とは言え、スタート時の逆走ゆえに
Marquezにはライドスルーのペナルティー。
7周目、Marquezは19番手でコースに復帰。

先頭集団はMiller、Rins、Zarco、Crutchlowの4人。

Marquezはファステスト連発で追い上げ。
ただしEspargaro兄を押し出すなど
かなり危険を伴う抜き方で順位を上げる。
16番手走行中、ポジションを1つ下げろと再びペナ。

残9周で先頭集団に動き。
Rins、Crutchlow、Zarcoと先頭が変わる。

そんな中、残5周。
6番手走行中のRossiを抜きに行ったMarquez。
「仕掛けた」という生易しいものではなく、
押し出して転ばせた、という悪質なもの。
Rossiはマシンを起こしてコースに戻るも19番手。

先頭はCrutchlow対Zarco。
が、濡れた路面に阻まれ、仕掛けどころがない。
そのままCrutchlowが先頭でフィニッシュ。
HondaのGP750勝目を飾った。

MarquezはVinalesも抜いて5番手フィニッシュ。
しかし30秒のペナルティーを科され18位となる。
一方でRossiは19位のまま終了。

Marquezはピットに戻りヘルメットを脱いで
すぐにYAMAHAのピットへ謝罪に向かったものの、
Rossiのチームスタッフに阻まれ直接の謝罪はできず。

ペナルティーの重さについても議論が起こりそうだ。

▼World Championship
1位 Cal Crutchlow:38
2位 Andrea Dovizioso:35
3位 Johann Zarco:28
4位 Maverick Vinales:21
5位 Marc Marquez:20
6位 Jack Miller19
7位 Danilo Petrucci:17
8位 Valentino Rossi:16
9位 Alex Rins:16
10位 Andrea Iannone:15